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zoom RSS TGVは狭い!暗い!ボロい? TGVに乗りましたB

<<   作成日時 : 2008/08/20 15:12   >>

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♪ちゃりたら〜ら〜りら〜ら♪毎度おなじみ世界の車窓からのつもりのTGV乗車記そのBです。
今回は客室のご案内です。
写真上は1等車、下は2等車です。
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乗りましたのはこのPSE TGV25000系編成73号です。
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同行者はTGVの車内に入るなり「だまされた!」と言いました。以下そのやりとりです。

「個室じゃないの?」
ハリー・ポッターの映画の影響でしょうか、「ヨーロッパの鉄道は個室(コンパートメント)」というイメージが日本にはあるようです。TGVには大西洋路線の1等車にセミコンパートメントがありますが開業時からコンパートメントはありません。

「狭〜い!これで本当に新幹線なの?」
日本ではTGVは「フランスの新幹線」と紹介されることが多いため新幹線と比較してしまうみたいです。
TGVは新幹線と同じ標準軌(広軌)ですが、PSEの車幅は2,814mmしかありません。
一方、日本の新幹線N700系の車幅は3,360mmで座席1席分約50pの差があります。
更にTGVの車幅はJRの在来線の標準の2,950mmよりも約10cm小さいです。通勤や通学で普段乗っているより狭い車両に約66pの広いシートが2×2=4席並ぶ訳ですから通路はますます狭く感じられます。
これは新幹線が広軌の専用線・新駅を基本としたのに対し、TGVは「線路や駅舎などの施設を在来線のまま利用する。」との思想によるものです。このため新幹線は新駅の設置に何百億円もかかり知事選の争点となったのに対しTGVはヨーロッパ各国に順調に路線を伸ばしています。
このように設計思想が異なる新幹線とTGVを比較しても意味がないと私は思います。
TGVは「フランスの新幹線」ではなく「フランスの高速特急」なのです。比較するなら日本の在来線の特急と行うべきだと思います。

座席が回転しない!進行方向に向かなくて気持ち悪〜い!
TGVの座席は回転しません。
TGVは中央に向かって座席が向き合いう「「集団見合型」です。かつて新幹線でも200系までは3列席は固定式でした。新幹線ではアンケートをとったところ中央を背にして出口を向く「集団離反型」となったそうです。国民性の違いがうかがわれます。
また軍用機の座席は機種を背にしているそうです。なにせ時速300qですから進行方向を背にした席の方が安全かもしれません。

「4人掛けの席じゃない!期待していたのに〜!
これまた日本のメディアの悪影響です。
日本のテレビでTGVを紹介する際お決まりなのは「4人掛けの席でテーブルをはさんで食事を楽しみゲームに興ずる乗客のみなさん」です。実際には下のRAIL EUROPEのHPからお借りしたシートマップのとおり2等車で4人掛けテーブル席は入口と中央の6ブロックのみです。
しかも日本のテレビやツアーのパンフレットに使われている画像は第三世代の新型TGV Duplexです。骨董品もののPSEに乗ったら「だまされた〜」と思うかもしれません。
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また日本からのツアーの添乗員やガイドの中には「TGVの中には古い車両がありますが今回の車両が古いかどうかは入線してくるまでは私たちにはわかりません。」と言う輩がいるようですがこれはおかしい。
スイスとフランスを結ぶTGV Lyriaは、パリ−チューリッヒ間は世界最高速を記録したTGV POSの車両なのに対しジュネーブ線は旧型のTGV SPEによる運行です。
SNCF(フランス国鉄)にも立派な座席予約システムがあります。先のRAIL EUROPEには日本語ページもあります。少なくとも対象車両が従来どおりのPSEか新型の二階建て車両かは日本でも2ヵ月前にはわかります。

PSEはボロいです。対象車両がPSEしかありえないのに「古い車両かどうかはホームに入ってくるまでわかりません。」という旅行会社や添乗員は悪徳会社か怠慢かのいずれかです。
これからツアーの中でジュネーブからのTGVが組み込まれている方は、RAIL EUROPEの日本語ページで確認した上で旅行会社に「私の乗るTGVは新型の二階建てですよね?」と問い合わせてみましょう。そこで「どんな車両かわかりません。」と答える旅行会社は消費者を欺く悪徳会社ですのでやめたほうがいいと思います。

なお、席が進行方向向きか逆向きかは入線してからでないとわかりません。これはRAIL EUROPEのHPにも注記されています。
TGVはあちこちの路線を運行していますので先頭が1号車か8号車かは当日でないとわからないのです。
そこで困るのはホームでの立ち位置です。8号車の切符を持っていた場合ホームのどこで待てばいいのでしょう?
TGVのホームには日本のような「8号車乗車位置」などという看板もペイントもありません。
聞いてみたところ「真ん中で待っていればいいんじゃない?入ってきたTGVの先頭の車両番号を見てから動けばいいんだから。」とのことでした。それでは困るでないか、と追及しても「エアロール?(それがどうかしたの?)」と言われそうなのでやめました。

さて、これは私が乗車した車両の前半分の座席表です。横は日本のようなABCD順ではなく番号順になのですが、その番号配列の法則は理解不能です。
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TGVは全席予約です。グループで旅行される場合は予約の際にちゃんと言わないと連番であっても席がバラバラになることがありますのでご注意ください。

なお、「分岐点右から入る他のTGVを撮りたいので進行方向右側の窓の席にしてくれ」との日本の鉄道ファンがよくJRで行うリクエストは上で述べましたように先頭車両がわかりませんので不可能です。SNCFの窓口でトラぶらないでくださいね


暗〜い!
確かに暗いです。
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フランスでは公共施設は間接照明が主流のようです。パリの地下鉄もうす暗く感じられました。
日本ではLED使った直接証明でひたすら明るく明るくが流れですのでTGVがますます暗く感じられるのかもしえません。
国民性の違いなのでしょうか?
そのかわり2等車でも座席ごとに読書灯があります。
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車内販売のワゴン車が来ない!
TGVには列車によっては食事サービスがありますが予約制です。日本のような「雷おこしにお弁当〜、ビールにお茶〜はいかがですか〜」のような車内販売はありません。もっともこのような狭い通路でワゴン販売などしたら乗客から大ブーイングとなることでしょう。
そのかわりビッフェ車両があります。
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ただし、生産性は極めて低く大行列です。これがフランスなんだと思って気長にお並びください。

TGVはボロい!だまされた〜!
メディアの功罪ですなあ。
テレビや旅行会社のパンフレットで紹介されるのはオール二階建ての第三世代のTGV Duplexです。これに比べるとPSEは第一世代ですのでデッキの予備シートもすりきれています。
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これがいいのです。日本でも0系新幹線は大人気です。TGV Duplexなんてこれからいくらでも乗れますがPSEはいつ廃車になるかわかりません。むしろラッキーだったのですよ。
やっぱりきれいな列車に乗りたかった!
また来ましょう。

次回そのCはTGVの非常用設備のご案内です。

その他の記事についてはこちらからどうぞ
TGVに乗りました@ジュネーブ・コルナバン駅」について
TGVシャレトン号 TGVに乗りましたA」について
TGVからの脱出法 TGVに乗りましたC」について
TGVのトイレです。 TGVに乗りましたD 」について
TGV−magazine TGVに乗りましたE」について
TGVの停車駅@BELLEGARDE駅  TGVに乗りましたF」について
TGVの停車駅ABOURG-EN-BRESSE駅 TGVに乗りましたG」について
TGVは遅い?TGVに乗りましたH」について
パリ・リヨン駅 TGVに乗りましたI」について

番外編です。
フランス国鉄CC7100型電気機関車?TGVに乗りました番外編」について


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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
すいません、一応業界人から弁明させてください。

>「どんな車両かわかりません。」と答える旅行会社は消費者を欺く悪徳会社ですのでやめたほうがいいと思います。

確かに、事前に分かることは間違っていません。素人のように見えて、こちらも専門家ですから。ただし、パンフレットに謳うことも、事前に確約することも絶対にしません。何故なら、それは管理人様がおっしゃる「フランスだから」です。
Duplexで来るはずの列車が、当日になってPSE×2で来る可能性が否定できないからです。もちろん、チケットに記載されている自分の席とマッチングはしません。車掌に言ったら、「その辺に座ってOK」以上おしまいです。
確約したら、万が一違う車両が来た場合に旅程保証に引っ掛かり、「変更補償金」が生じます。団体旅行でフランス〜スイス間TGV利用ならば、万が一運休になった場合にローザンヌ便へ振り替えられるよう、行き先(ジュネーブ)もパンフレットに明記しないように指導しております。当然、如何なる問い合わせに関しても確約しないようにエージェントへ通達しています。
おそらく、一般人にとってTGVの車種などどうでも良いことでしょうが、「ちょっと事情に詳しい」方からおかしいと否定されることもございます。ただ、上記の事情により、確約できないことはご理解いただきたいです。なにしろ、「日本ではなくフランス」なのですから。
仮に確約して、来た車両が万が一にも異なっていたら、大変なクレームになります。そこまで車種にこだわるなら、万が一の際はどうかSNCFへ文句を言って欲しいと思います。日本語が通じるから、帰国して代理店へクレームを言ってきますが、本当におかしな話です。
悪徳と切り捨てることは簡単ですが、旅行業界も商売ですから、適当なことは言えません。そういった理由もご理解いただきたいものです。
paniponixyz
2011/10/20 12:31
納得です。
旅行会社も大変なんですね!
上記コメントに
2012/07/27 16:05

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