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JR東日本の宇都宮線(東北本線)東鷲宮(ひがしわしのみや)駅は単式ホーム2面の駅ですが地上と高架に分かれているおもしろい構造となっています。写真中央に見えるのが高架の2番線ホームです。 地上ホームの1番線から2番線を見てみました。1番線は栗橋・小金井・宇都宮方面の下り、2番線は大宮・上野方面の上りです。 高架の2番線に上がってみます。眺望抜群です。空気が澄んでいる時は富士山もよく見れるそうです。 2番線から1番線を見てみました。結構な高さです。 この駅にはエレベーター・エスカレーターがありません。上り電車に乗る人はこの階段を登らなければなりません。 途中広い踊り場もあり登りやすい階段ですが、お年寄りや体の不自由な方はつらそうです。 2番線への階段はこの1か所しかないためエスカレーター設置工事は困難ですし、2番線ホームは線路の東側にあるため西口からエレベーターを設置することができません。 なんでこのような非バリアフリー構造になっているかというと、この駅は人間ではなく貨物のための駅だったのです。 東鷲宮駅は1981年(昭和56年)4月に貨物駅として開業しました。国鉄(日本国有鉄道)の時代です。 国鉄ではこの場所に東北新幹線の保線基地と貨物ターミナルを設置する計画をたてました。貨物ターミナルは東北本線の東側(上り線側)にあり、下り線の貨物列車をスムーズに貨物ターミナルに引き込むため上り線をわざわざ高架に移設したのです。 これだけの大規模工事ですから「地権者の絶大な協力(西口駅前の碑文より)」を得る必要があり、「行政と住民が一体となった誠意ある対応を理解した(駅前の碑文)」国鉄は見返りに1982年(昭和57年)6月に旅客駅を設置しました。高架をそのまま利用したためこのような構造の駅となりました。 これだけ多額の費用と労力をかけた貨物ターミナルは国鉄民営化の前年1986年(昭和61年)11月に不採算であるとしてあっさり廃止されてしまいます。わずか5年の運用でした。 こんなアホなことをしていたから国鉄はなくなってしまったのでしょう。 西口の左側には開業当時の立派な看板が残されています。 貨物ターミナルの敷地は売却されマンションやダイエーが入っているショッピングセンターになり東鷲宮駅だけが残りました。 ここに多額の費用をかけた貨物ターミナルがあったことは既に忘れられています。 この壮大なる国鉄の無駄遣いのことを忘れないため、この過ちを二度と繰り返さぬために、この珍しい構造の東鷲宮駅は国鉄の放漫経営の象徴として鉄道遺産とし永遠に語り継ぐべきだと私は思います。 なにもなかった東鷲宮駅周辺ですが1998年に温泉を掘り当てました。百観音温泉です。 泉温57℃のお湯が自噴で毎分2250リットル湧き出しています。ここらへんは火山地帯ではないので古代の化石海水です。そのため泉質はすばらしいです。成分総計は18.32g/kgと、とんでもない量です。 ちなみに草津温泉湯畑の成分総計は1.64g/kg、黒川温泉は0.26g/kgです。日本でも最高級の温泉といえます。 塩素イオン成分が非常に多いので誤解されやすいのですが、人体に有害な塩素消毒は極力行わないようにしてるそうです。百観音温泉としては泉質を守るため塩素消毒はしたくないのですが、保険所指導が厳しいので最低限の塩素消毒のみ行っているそうです。 保険所のあほなワッパ役人には本当に困ったものです。保険所の役人は温泉とはなんであるかまるで理解していません。公務員は自らの利権と保身のみにしか関心がないのです。東鷲宮の貨物ターミナルでは国鉄官僚はだれも責任をとりませんでした。百観音温泉が保険所の公務員どもに汚されないことを願うはかりです。 百観音温泉は東鷲宮駅西口から徒歩5分、料金は700円です。 国鉄時代の負の鉄道遺産の東鷲宮駅を訪れた際はご利用ください。 |
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