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埼玉県吉見町には踏むとポンポンとなる通称ポンポン山があります。 ポンポン山への起点は八丁湖です。 八丁湖は水田用のため池です。大きなコイや亀が泳いでいます。 カイツブリのペアが美しい声で鳴き交わしていました。 車は吉見町の町営駐車場に止めます。野良猫が平気で闊歩していますので車を停める時は注意しましょう。きれいなトイレもあります。ここからの遊歩道は舗装です。広葉樹が美しい遊歩道です。 しばらく歩くと黒岩横穴群があります。古代のお墓と思われています。 吉見町には「吉見百穴」という国指定の史跡がありますが、この黒岩横穴群は吉見百穴よりはるかに多い500基以上の横穴墓があると言われています。と言うことはこのあたり一帯はお墓だらけなのかと思い、怖がりの私はそそくさと通過してしまいました。 ここからはちょっとした山道となります。いくつかの散策路もあります。 この八丁湖周辺の山は野鳥の楽園です。ヤマホオジロやメジロ・キクイタダキなどが見れるバードウォッチングの名所でもあります。休日になりますと大砲みたいなカメラの砲列となります。 この日はホトトギスとウグイスが美声を響かせていました。 ホトトギスはウグイスに托卵します。ホトトギスは虎視眈々とウグイスの巣に産卵する機会を窺っているのかなあ、と思うとこの両者の美声の共演もちょっと複雑な気分となります。 ポンポン山は高負彦(たかおひこね)神社の裏にあります。 高負彦神社のご祭神は味鉏高彦根尊(あぢすきたかねひこのみこと)と大己貴尊(おおなむちのみこと)とされています。 味鉏高彦根尊は大国主=大己貴の子供です。鉏は鋤(すき)のことでこの神様は鋤を神格化した農耕神です。社記では創建は和銅3年(710年)とされており宝亀3年(772年)の太政官符に「横見郡高負比古乃神」として記されています。この時代の荒川はこの吉見の場所を流れていたと推定されておりその水利を使用した稲作が古くからこの地域で行われていたと思われます。 ポンポンとなるのはこのあたりです。 伝説では長者が高負彦神社の指示によりこの岩山に財宝を隠しました。盗人がその財宝を盗もうとしたところ山がポンポンと鳴り出したため逃げ出したそうです。古代の警報システムです。 ポンポンとなる原因は今でも不明です。このポンポン山一帯だけが付近から突出しており、しかも巨岩が露出しているところから得意な地盤であることは確かです。古代の人もその威容とポンポンとなる地盤に神が宿ると思ったのでしょう。古代遺跡が埋まっておりポンポンとなるのはその遺跡を守る装置なのかもしれません。 帰りは野鳥観察コースを歩いてみました。八丁湖からゆっくり歩いて往復で2時間くらいですのでちいさなお子さん連れのハイキングには最適です。 八丁湖とポンポン山はこちらです。 |
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