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zoom RSS 川越七福神めぐり@毘沙門天・寿老人・大黒天・恵比須天

<<   作成日時 : 2008/01/27 13:36   >>

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大田道灌・春日局や天海僧正で江戸幕府には縁の深い川越は「小江戸」と呼ばれていますがその「小江戸川越」では七福神めぐりが行われています。

川越の七福神めぐりは江戸時代から行われていたようですが全行程6kmで徒歩3時間くらいです。
川越七福神めぐりの縁日は毎月一日です。
縁日には御朱印を押した色紙が1,000円で頂けます。
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正月の7日までは自分で御朱印を押せますが、毎月の縁日では全てのご朱印が押された色紙が配布されます。

まず七福神めぐりをする方にアドバイスです。
小銭が必要です。
七福神は各寺院とほとんどは別棟です。
ご本尊と七福神参拝のために7×2=14枚の小銭が必要ですのであらかじめ準備をしてから歩き出しましょう。

一番は川越駅から徒歩5分の妙善寺です。
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こちらには毘沙門天がいらっしゃいます。
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毘沙門天は07年のNHK大河ドラマ「風林火山」でガクトが演じていた上杉謙信が自らをその生まれ変わりと信じていました。そのため上杉軍は「毘」を染め抜いた旗を掲げています。
毘沙門天は古代インドではでヴァイシュラヴァナとよばれていました。
ヴァイシュラヴァナはクーベラといわれ古代インドでは財宝の神様でしたが、仏教では上杉謙信が信仰したとおり毘沙門天は天部の仏として戦闘の神とされています。
天部とは仏教の天上界ですが、毘沙門天は持国天、増長天、広目天とともに六欲天の最下部に属する四天王として最も人間界に近く、仏法を守る守護神の役目を負っています。
ちなみに直属の上司は帝釈天になります。
古代インドでは財宝神されたことがなんらかの形で伝承されたのでしょうか日本では勝負事の神さま(仏様)とされているようです。

二番目は天然寺の寿老人です。
全行程のうちこの天然寺へは急な坂があります。
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寿老人は中国の道教の神仙です。
カーノプスの化身とされています。
カーノプスはりゅうこつ座のα星ですが南緯51度40分に位置するため北東アジアでは地平線上にあり見ることは困難です。埼玉ではほとんど地平線上となりよっぽど条件が良くなけければ観測することはできないでしょう。私も見たことはないのですが高度が低いため赤みがかって見えるそうです。
このためこの星を見た者は長寿となる伝説が生まれ、中国では南極老人星と呼ばれています。
寿老人は長寿の神様とされておりますが、酒を好み赤いお顔をされていらっしゃるのに長生きできるそうで私のようなのんべえにはありがたい神様です。

三番目は喜多院の大黒天です。いわゆる大黒様です。
この喜多院は有名寺院ですので五百羅漢などの名所もありトイレやベンチも整備されています。お弁当休憩はこちらでどうぞ。
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喜多院はそれまで「北院」とされてきたものを天海僧正が江戸時代に「喜多院」と改めました。
天海僧正は安土桃山時代から江戸時代初期まで109歳生きた方です。
その時代に109歳まで生きたとなると化け物みたいに大変なことかと思うのですが、フィクサーとして江戸幕府の成立に深くかかわった謎の僧らしいです。

大黒天は喜多院の右側にあります。
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大黒天は仏教の天部の守護神の一人です。ヒンドゥー教では最高神の一人で破壊を司るシヴァの憤怒の化身でした。本来はマハーカーラ(大暗黒天)と呼ばれ、軍神・戦闘神ですが厨房・食堂の神として豊穣の神とされていました。
その大暗黒天が日本にくると「大黒」が「大国」と同じ読みのため「大国主(オオクニヌシ)」と習合されました。
かつては憤怒の表情であったものも微笑の表情となり、破壊の神様の性格は消え豊穣・食物・財福の神様、また食堂の神様となりました。
財を築くには微笑の裏で憤怒が必要であることを現しているように思えます。

四番目は成田山別院にある恵比須天です。七福神の中では唯一日本生まれの神様です。
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えびすさんは今では商売繁盛の神様とされていますが、「えびす」とは古代においては外来の者もしくは蝦夷を意味しておりアウトローでした。
イザナギとイザナミの最初の子供であったにもかかわらず三歳になっても立てない不具の子、すなわち蛭子(ひるこ)であったため葦の舟で流された子供が流れ着いたのを「えびす神」として大切に育てられ信仰されたとの説もあります。この話は泣けるものがあります。
この関係か漫画家の蛭子 能収さんのように「蛭子」は「えびす」と読むようです。

そんな「えびす」は平安時代から市場の神とされ商売繁盛の神様となったようです。
「えびす」は海の向こうからくる「もの」という意味もありました。
「もの」とは「者」だけでなく「物」すなわち漂着物も含まれます。漂着物は魚もあったでしょうが、難破船や大陸からくる渡来のお宝もあったと思われます。
京極夏彦さんの「百物語」シリーズにもこの漂着物で島を支配する「戎」をテーマとした話がありました。
漂着したお宝は「えびす」として市場で高価に取引されたのでしょう。「舶来物」に弱いのは日本人の伝統のようです。おおきな財をもたらす「えびす」は市場の神となり、古代のアウトローから転じて商売繁盛の神様となったのではないでしょうか。


長くなりますのでこの続きはAに書きます。



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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
こんばんは。良く調べていらっしゃいますね。毘沙門天は別名多聞天ともいうのですよね。持国天、増長天、広目天、多聞天がそれぞれ「東」「南」「西」「北」の各方角をつかさどると聞いています。夷(エビス)は葦の船で流してやった蛭子であるという説のほかに、釣り好きな事代主神(コトシロヌシノカミ)という説もありますよね?どちらにしても福をもたらす来訪神ですよね^^
まさと
2008/01/27 20:37

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